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2013.09.02
無垢材特集 Vol.4 ~集成材の特徴とは~
こんにちは~
最近は暑さも少し和らいできましたね。
では今回は、集成材について説明していきたいと思います。
集成材とは、木材を繊維方向に長く切削加工したひき板あるいは小角材を
、繊維方向をお互いに平行にして接着剤を用いて貼り合せた材料で、主に
建築における柱や、梁のような骨組材に用いています。自由な形状や長さ
にできることから和室の部材から大型建築物まで幅広く利用されています。
生き物である木は、50%から200%の水分を含んでいるため、乾燥が不十分
だと強度の低下、反り、割れを生じてしまいます。そのため集成材に用いる
木材は天然乾燥に加え、さらに乾燥装置によって、木材の細胞膜中の水分
まで放出させ含水率を15%にまで落とし、反り、割れを防ぎ、強度アップを
図っています。
木材の力学的性質のうち単位重量あたりの強度を比較するとスギと鉄では
約4倍、コンクリートでは約5倍の差があります。
そのため建物重量を大幅に軽量化が可能で、基礎はより小さくなり、施工も
容易になって、建物のコストダウンにつながります。
集成材は、幅、厚み、長さ、方向に自由に接着調整することができるため、
長大材や湾曲材を製造することも可能なので、自由なデザイン、構造計算
に基づく必要とする強度の部材も供給することができます。
木材は建築材料として日本の気候風土にもっとも適しているといえます。
断熱性に優れ、夏は涼しく、冬は暖かく、湿度の高い梅雨は湿度を調整
してくれるなど理想的な住まいを実現してくれます。
以上小寺がお伝えしました。