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住宅ローン減税の“悲劇”

2021.02.08

住宅ローン減税の“悲劇”

こんにちは。

2月に入り、先週は雪がちらほら降っていましたが、少しずつ暖かくなってきましたね。

 

今日は住宅ローン減税の“悲劇”についてお話をいます。

昔は夢のマイホームと言われていましたが、マイホームを建てることで返済地獄になる方も多かったようです。

住宅を建築する会社にとっては、住宅建設を受注するために、無責任な売込をする所もあるようです。

あくまでも一部の方とは思いますが、、、

 

「住宅ローン減税」は住宅取得者の金利負担の軽減を図るための制度です。

毎年末の住宅ローン残高または住宅取得対価の内、いずれか少ない方の金額の1%が10年間に渡り所得税から控除されます。

こうしてみると、3000万円借りたら、30万円/年もらえ、10年で300万円近くお金が戻ってくると認識されるかと思います。

そして、変動金利を0.5%前後とすると、借り入れ金額の1%が戻ってくるので、結果としては金利分(15万円)が無しになり+α 0.5%分(15万円)のお金が貰えるということです。

「だから住宅資金は借りれるだけ借りて、住宅ローン減税期間が過ぎたら繰り上げ返済するといいよ。」

という話を一部の住宅セールスマンは決まり文句のように言われるかもしれません。

確かに金利より高い返礼率があるなら、得な気がしますね。

これがとても危険なのです。

これは正しい面もあり、正しくない面もあります。

 

実際には住宅ローン減税は所得税と住民税の一部から控除されるため、こちらの制度は上記の下線部分に加え、所得税と住民税の一部の中から最も小さい額が控除されるということになります。

つまり、年収により住宅ローンの1%が返ってこないということです。

家族構成等で変わってしまいますが、例えば年収400万円なら所得税+住民税は15万~26万という所でしょうか。

つまり3000万円の借り入れができたとしたら、年30万円の控除じゃなく15~26万円の控除になるということになります。10年単位で考えると、、、

まあまず今は昔より住宅ローンを貸し出す金額が増えているので、4000万円近くを借りられるかというお可能性は高くなっているので、上記以上の悲劇があり得るんです。

 

夢のマイホームを建てたばかりに、家族と外食や温泉、夢の国にも行けなくなる。

夢のマイホームが地獄のマイホーム人生になってしまう可能性もある訳です。

これは住宅ローン減税を考えない方が良いということではなく、正しく活用することで夢のマイホーム人生が成り立つということなんです。

理解した上で上手に活用することが必要。ということをお忘れなきように。

正しい資金計画を立てましょう。(^^)/

いつでもご相談に乗りますのでご連絡ください。(^_-)-☆

現場からは以上でーす。

 

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