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2021.05.10
家or土地どちらが重要か?
こんにちは。
とても気持ちのいい気候になりましたね。
本日は『お家なのか、土地なのか』について、お話します。
先週の記事に書いた内容を少し掘り下げてみますね。
お家づくりを検討されている方の中で、『住む土地』について「断固たる決意」を持たれている方がいらっしゃいます。
それは『校区』という呪縛です。
既にお子様が小学生であれば、校区が変われば「転校」という負担をお子様にかけてしまうことが、親としては心を痛める、または、せっかく学校で友達もできたのに新しい学校に転校して子どもは大丈夫なのか?と心配する。
わかります。その考えは痛いほどわかります。
ですが、ふとふと思い返してください、、、小学校の時に転校してきたクラスメイトはどうだったか。
初日は注目を浴びますね。芸能人かのように(笑)。
ではその後、学校に馴染めないか、、、私の印象は、そんなことは全くありませんでしたね。
すぐ一緒に遊ぶ友達ができていたし、馴染めない子は私の学校ではいなかったように思います。
もちろん客観的視点であり、もしかしたら本人はとてもストレスだったかもしれませんが、、、
一方で小学校の時の出来事って中学校や高校でどう影響したのか、、、そんなに影響あったかなぁと、思い返すと感じます。転校生も友達はいたし、学校に慣れるまでの時間は必要かと思いますが、、、
何が言いたいかというと、お子様は親が思っているより意外と適応できるし、小学校の出来事ってそんなに影響するのかということです。
なぜこんなことを言うかというと、お子様は10年後には高校生となります。高校生になると校区は大きくは影響しないかもしれません。大学生になったら、家を出るかもしれません。
住宅資金は『家』と『土地』と『その他諸経費』になる訳ですが、『土地』に資金を使いすぎると、『家』に使える資金が少なくなり、『家づくり』を妥協しなければならなくなる可能性もあるんです。
例えば、家と土地にかけられる予算が3000万円だとしたら、
①『家:1500万円』と『土地:1500万円』
②『家:2000万円』と『土地:1000万円』
①と②の違いはなんだと思いますか?
①と②の『家』の違いは500万円分の設備のグレードアップでしょうか。広さでしょうか。少なくとも①より②の方が500万円分こだわった『家』が出来るわけです。
①と②の『土地』の違いはなんでしょうか。人気の土地かどうかでしょうか。近くに駅があるかどうかでしょうか。南側に道路があるかどうかでしょうか。
では「人気で価格の高い土地」と「前者よりも価格は低いがスーパーもあって生活上の不便さが無い土地」は何が違うのか?需要でしょうか?それは重要でしょうか?
35年以上住むお家ですので、もちろん土地の環境は重要です。
しかしその決定要素の大半を「校区」に費やすことにメリットはあるのでしょうか。
正解はわかりませんが、私は「どのような家に住むか」、「どのような土地に住むか」はもちろん考えますが、その決定要素に「校区」はあまり考えません。
私は、家族と住むことが重要であり、家族がくつろげる環境が重要と考えているからです。
ただ住めればいいと考えているなら、賃貸の方が良いかもしれません。(マイホームはリスク要素もあります。それは、またの機会にお話しますね。)
お子様が巣立ったら夫婦二人に適した広さの安めのアパートに住み替えられますし、住みよい場所に引っ越しもできます。賃貸であれば、この土地から離れられないというデメリットはありませんから。
あなたがの寿命が80歳として、30歳で家を建てたとすれば、子どもが巣立った後の40年程をその場所で暮らすということです。
家を低クオリティにして、そのクオリティの家で40年を我慢するのか、もう少し、快適に暮らせる家にするのか。
私はギアチェンジの無い自転車よりも、電動自転車の方が快適なので、そちらを選びます。
私が、ふと思うのは家の作りや快適さは、家で過ごすという人生の多くを占める時間を質の高い時間とする要素でもあるということです。
40年以上住むことを考えると、なおさらそう思います。
もちろん、人それぞれの考え方があります。
立場や環境が変われば、私の答えも変わるかもしれませんし、どちらが正しいかではありません。
あなたの人生計画の中で、家の考え方、家族との時間の考え方、仕事の考え方、等々重点を置くもので価値観は変わりますから。
お家づくりは人生を見つめ直す良いきっかけです。
資金計画はもちろん、今後40年50年の人生をどう生きますか? 何にどれだけお金を使いますか?
未来を考えて、人生にどのようにお金を使っていくのか。(家づくりも含めて)
未来を考えるのは、とても楽しいですよ。
人生は考え方次第です。常にその時の選択で未来が繋がっていきます。
楽しい未来を創りましょうね。